Château du Retout

シャトー・デュ・ルトゥ

中世から受け継がれてきたクリュ・ブルジョワの格付けシステムは公正な審査が行われているか問われる事態が続いていましたが、2009年には新たな品質認証が認可され、一つのヴィンテージごとにクリュ・ブルジョワに値するかが第三者機関の管理下で公正に審査されています。2010年に発表された初のクリュ・ブルジョワ公式セレクションは2008ヴィンテージが対象となりましたが、このオー・メドックのシャトー・デュ・ルトゥはこの2008年ヴィンテージから最新ヴィンテージまで毎年一度も欠かすことなくクリュ・ブルジョワの認証を与えられてきたシャトーであり、それは真摯に高い品質のワインを生み出してきた証です。  
  
キューサック・フォール・メドックに34ヘクタールの畑を持つシャトー・ドゥ・ルトゥは、このクリュ・ブルジョワの資格を持つシャトーの中でもひときわ大きな存在感を放つシャトーです。19世紀にフィロキセラの被害を受け、そして戦争により畑は野放しにされていましたが、1950年代にKopp家が買収し辛抱強く植え替え作業を行ってきました。現在は2代目となるスアル夫妻が運営を行っており、夫のフレデリックはシャトー・パルメで培った手腕をあますことなく発揮しています。綿密な畑仕事と100%自然のたい肥を使うなど環境に最大限配慮した栽培方法を取り、最高の熟度で収穫したブドウを手作業で選果、もっとも良いブドウのみを醸造に回します。
ルトゥが有名なのは赤だけではなく、伝統が重んじられるボルドーにおいて奇抜な品種構成で造った白ワインです。ソーヴィニョン・グリ、グロ・マンサン、サヴァニャン、モンドゥーズ・ブランシュという変わったブレンドですが濃厚で深い味わいで多くの愛好家を魅了するものです。