アルザスのブドウ畑はヴォージュ山脈の影響を受けた特異な気象環境にあり、フランスで降雨量が一番少ない半大陸性気候です。実に多様な土壌があり、それがモザイクのように入り組んでいる特徴があります。品種も多く植えられおり、白ワインはリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネールなど、赤、ロゼワインとしてはピノ・ノワールがあります。
AOP(原産地呼称保護ワイン)に、品種名がラベルに記されている事もアルザスワインの特徴の一つで、この場合はその品種100%で造られています。また、AOPはアルザス、アルザス グランクリュ、クレマン ダルザス(発泡)の3種のみにまとめられている事も特徴の一つとしてあげられます。アルザス グランクリュに認められている区画は51あり、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカが造られています。