ブルゴーニュの評価は決して揺らぐ事はありません。気候は厳しい冬と暑い夏の大陸性気候で、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネが主要品種です。土壌の特性、畑の向き、気候の多様性から特徴のあるワインが多く生み出され、畑の場所によって、複数のアペラシオンに分けられています。
格付けは4つあり、シンプルに“ブルゴーニュ”などの地域名アペラシオン、次に村名アペラシオンで、ジュヴレイ・シャンベルタン、ムルソーなどは生産量も少なく、希少性の高いものになります。ワインには生産地域の村の名前がつけられ、中には細分化された畑のクリマ(区画)名がさらにラベルに記載される事もあります。その上のプルミエクリュ(1級畑)は高品質のクリマで、村名アペラシオン名と共にラベルにクリマ名も記載されます。
最上級のグランクリュ(特級畑)は並外れたテロワールとして尊重されている最良のクリマで、ラベルにその名を記載するのみでアペラシオンとして認められます。
また、ブルゴーニュ地方の南に位置するボジョレー地方は、ガメイから赤ワインが多く造られます。ムーラン ア ヴァン、ブルイィなどのクリュ・デュ・ボジョレーと呼ばれる10の地区のワインはより肉付きあり、複雑な味わいとなります。