シャンパーニュの栽培面積はフランス全体のおよそ5%にすぎません。ブドウ栽培としては最北、冷涼な大陸性気候でブドウの栽培には厳しい気象条件ですが、一方気温の高い年でもフレッシュな酸が保たれるのでスパークリングワインの産地として最適な環境です。地域を流れるマルヌ川のおかげで湿度が安定、一方白亜質の土壌はブドウの生育に必要な太陽の熱を蓄えます。
主に3種のブドウを使用しており、黒ブドウのピノ・ノワールは骨格と余韻の長さを、ピノ・ムニエは味わいを柔らかくし、白ブドウのシャルドネは上質で気品を備えたエレガントさをもたらします。シャルドネ100%で作られるBlanc de Blancs以外は、これらの品種のブレンドで造られます。
「シャンパーニュ」と名乗れるのは厳格な法律に則り、この土地で造られたものに限られています。