ローヌ渓谷地方

ブドウ畑は南北に流れるローヌ川の両岸、200キロメートルに渡ります。特色の異なる2つの地域からなっており、北部(コート・ロティ、エルミタージュ、コンドリューなど)と、南部(シャトーヌフ・デュ・パープ、ジゴンダスなど)に分けられ、主に赤ワインが生産されます。

北ローヌは、傾斜の険しい段々畑で、地形は細長く、花崗岩土壌が主です。日照は豊かですが、朝の霧によって涼しくなります。シラーから造る赤ワインはボディがあり、長期の熟成も可能です。白ワインはヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌから造られます。南ローヌは、石がちの粘土石灰土壌でより広々とした丘陵や段々畑にあります。地中海性気候で、5月から9月はミストラルと呼ばれる風によって乾燥した気候になります。ワインは多くの品種でブレンドされますが、特にグルナッシュが広く植えられています。


ローヌ渓谷地方