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- Château de Rieux シャトー・ド・リュー
- Château Champ des Sœurs シャトー・シャン・デ・スール
- Clos de L'Anhel クロ・ド・ラネル
- Abbotts & Delaunay メゾン・アボッツ
- Maison Antech メゾン・アンテッシュ
- Château Rives-Blanques シャトー・リヴ・ブランク
- Ermitage du Pic Saint Loup エルミタージュ・デュ・ピック・サン・ルー
- Mas Cal Demoura マス・カル・デムラ
- Borie la Vitarèle ボリー・ラ・ヴィタレル
- Domaine de Petit Roubié ドメーヌ・ド・プティ・ルビエ
- Les Crus Faugères レ・クリュ・フォジェール
- Mas Baux マス・ボー
- Domaine de la Rectorie ドメーヌ・ド・ラ・レクトリー
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- Château de Fleys シャトー・ド・フレイ
- Domaine Taupenot-Merme ドメーヌ・トプノ・メルム
- Domaine Françoise & Denis Clair ドメーヌ・フランソワーズ・エ・ドニ・クレール
- Domaine Morey Coffinet ドメーヌ・モレ・コフィネ
- Domaine Regnard Christian ドメーヌ・ルニャール・クリスチャン
- Domaine Roger Lassarat ドメーヌ・ロジェ・ラサラ
- Domaine Rollin Père et Fils ドメーヌ・ロラン・ペール・エ・フィス
- Domaine Jean Baptiste Ponsot ドメーヌ・ジャン・バティスト・ポンソ
- Domaine de Saint-Ennemond ドメーヌ・ド・サン・テヌモン
シャトー・クランサック
協同組合との取引を止め、2004年にファースト・ヴィンテージをリリース。2001年からの新オーナーは約400年の伝統と歴史を持つシャトーにほれ込み、この特異なテロワールからブドウの質を第一に、そしてそれを最大限に生かせるような近代的設備をもってドメーヌのワインを造ることを決心したのです。 樫や松の木に囲まれた畑は50ヘクタール。もともと大変丁寧に手入れがされていたこともあり、当初から環境とそこで働く人々の健康を最大限配慮したワイン造りを心がけ、現在はテラ・ヴィティスの憲章に基づいた減農薬栽培が行われています。ブドウの木の間には草を生やし、根が地中深くまで伸びミネラルを含んだ水分を吸収しワインには奥行きが生まれます。そして、クランサックでは丹念に育てたブドウをガニメドタンクと呼ばれる最新のステンレスタンクで醸造します。これは、発酵中に放出される二酸化炭素を効率よく醸造に使用するエコロジーな手法で、程よい色素・アロマの抽出が可能です。
アペラシオン・フロントン トゥールーズの北約30キロに広がるフロントンのワイン産地。楕円形の形をした2400ヘクタールの畑をラグビーボールに例え、「円く柔らかな味わいのトゥールーズのワイン」と、フロントンのワイン協会はプロモーション活動に力を注いでいます。VDQS「コート・デュ・フロントネ」が1945年に認められ1975年にAOC「コート・デュ・フロントネ」に昇格、そして2005年にAOCとして認定されたフロントン。タルン川左岸の高台、粘土と泥土の層の上に中央山塊から運ばれ堆積した小石や砂利、砂、泥土の層からなるブルベーヌと呼ばれる土壌が広がります。ここは大西洋、大陸性、地中海性気候、3つの影響を受け、日照量が多く、降雨量が少ない場所で、夏の日中は気温が上昇しますが夜間は涼しく寒暖の差がワインに快活さを与えます。また、暑く乾いたオータンと呼ばれるからっ風がしばしば吹き、特に湿気に弱いネグレットの腐敗や病気を防ぐ役割を果たしています。
土着品種・ネグレット 12世紀、十字軍の遠征にともないエルサレムのサン・ジョーン騎士団がキプロスからもたらした、マヴロ(ギリシャ語で黒の意)と呼ばれるこの品種はフロントンの地でネグレットと改名され、品種誕生の地となり長きに渡って栽培が続けられてきました。今ではカリフォルニアで一部のワイナリーが栽培をしているようですが、ほとんどはフロントンで栽培されており、ネグレット=フロントンというイメージが揺らぐことはありません。