Château Barbeiranne

シャトー・バルベランヌ

ヴァール県の県庁所在地トゥーロンの街から北東に約20キロ内陸へ入った、ピニャンの村にシャトー・バルベランヌはあります。モール山塊の北、松や樫の林に囲まれた、空と海との間に広がる34ヘクタールのブドウ畑を、ワイン造りに情熱を傾けるマリー・ノエル・ファーヴルが所有しています。1972年にボーヌで醸造栽培上級技術者の資格を得た彼女は、シャンパーニュ、次にモーゼルでキャリアを積んだ後、南のワイン産地を探し回り2006年、18世紀から続くバルベランヌに辿り着きます。パートナーのアンリ・エベルと、オノログのアレクサンドル・ペリエの協力を得て、彼女はワイン造りへ再び情熱を傾けます。
太陽が降り注ぎ、地中海からは優しい海風の吹く緩やかな斜面には、入念に手入れされた平均樹齢40年のシラー、サンソー、グルナッシュ、ユニ・ブラン、ロール、カベルネ・ソーヴィニョンが植えられています。ここはプロヴァンスでもやや内陸に位置し、強い風ミストラルや冬の寒さが厳しい場所ですが、地中海から吹く海風がその寒さを和らげてくれます。土壌は小石がちの粘土石灰質が主体ですが、古生代に海だったことを示す砂質の区画も存在し赤だけでなく白やロゼワインも生む多様なテロワールが広がっています。
この自然豊かな環境のもと、バルベランヌの畑には蝶をはじめ小さな虫たちが飛び交っています。春の耕作や機械での除草、厳しい剪定や芽かきの作業を行うことが、ワインの品質を維持するために何よりも大切で、手摘みで収穫を行いブドウ畑とカーヴにてさらに綿密な選別をします。近代的な醸造設備を備えたカーヴと300個の樽が眠る美しいシェ、見事に修復された可愛らしいシャトーも一度は訪れてみたいプロヴァンスの隠れた宝石です。